朝の散歩に出かけたら、周囲の畑から「チリリ...」という虫の音が聞こえた。
夕方の散歩に出ると、黄金色を飛び越して象牙色のように変わった小麦畑の中で、子供たちがHide & seek(かくれんぼ)をして遊んでいた。 8月も残り数日で、「あ~本当に秋になるんだ」としみじみした気持になった。 本格的に秋、つまり雨のシーズンがやってくる前に片付けるべき庭仕事を片付けてしまおう!と思い立ち、昨日今日とせっせと働いている。 以前のブログに書いた隣家から伸びているリンゴとナシ。 枝がぐーんとたわむほどたっぷりと実をつけているのだけど、8月のへんてこな天気のせいか、りんごはまだまだ青リンゴ状態だ。 あまりにたわみ過ぎている枝を切ったついでに、いくつか試しに収穫してみることにした。 梨は昨日マーケットで売っていたものよりずっと大ぶりで「これはひょっとして美味しいかも?」という気がしたので、ガーデニングが終わったらおやつにしようとパティオの所に置いて道具を片付けることにした。 やれやれ、と室内に戻ろうとするとパールが庭の真ん中で何か食べているところだった。 「おい!変なもん拾って食べると死ぬよ」と声をかけて近づくと、取っておいた私の梨を食べているところだった.....。 りんごは一つすでに亀裂が入っていたので試食してみる。 この隣家のりんごは果肉が日本のりんごようにパリっとして、口に含むとジュっと果汁が出てくるほどジューシー。ただ、かなり酸味が強烈!! フルーツ皿の上で数週間忘れ去られていたりんごと、庭で採れたブラックベリーと混ぜて煮てみることにする。 りんごはイギリス人にとって『おらの国のりんごが世界一』という誇りを持てるほどの自慢の農産物のひとつ。でも、日本人の嗜好には果肉がもっさりとして、あまり美味しいと思えないものが多いのだ。 どういう種類なのか分からないけれど、この“タダりんご”はどことなくグラニー・スミスという種類のりんごに似ている気がする。 ひとまず、残りの3個を窓際に置いて赤くなるのを待ってみることにしよう。 煮上がったりんご&ブラックベリーは小分けして冷凍しておく。クランブルにしてもいいだろうし、ヨーグルトと一緒に食べてもいいな。パンケーキのお伴にも向いてるかもしれない。 2階で仕事をしていた夫がキッチンに降りてきて「家中りんごの匂いだなあ」と言う。 りんごを煮る匂いは秋の到来の匂い、そんな気がするのだ。 Top▲ |
by mini_robin
| 2008-08-30 00:35
| キッチン
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by Animal Skin |
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