2010年になりました。
しばらくブログを休止していましたが、年も変わったことだし気持ちを切り替えてまた細々とブログを続けて行こうと思い立ったところです。 昨年の12月中旬から、色々考え抜いた末に日本に一時帰国していたのです。 10日ほどの滞在でしたが、心身ともにすっかり消耗してしまい、イギリスに戻って来てからほぼ半病人のような毎日を送っていました。 体調の悪さもブログ休止のひとつの理由だったのですが、日本へ旅立つ前までのあらゆる悩み・不安、そしてある種の恐怖のような感情が、日本へ行き家族と時間を過ごすことで解決するだろうなあと期待していたはずなのに、解決どころか更に深く重く自分に圧し掛かって来る結果になって、正直自分でも混乱していたのです。 詳しい内容はあえてこの場では公表しませんが、「人間同士が本当に理解しあうのって、なんて難しいことなんだろう」という、漠然とした気持ちのようなもの。そして、(これは100%個人的感傷だと断っておきますが)家族愛とか夫婦愛と言うのは、現在の日本社会では『便利でハイテクな暮らしを維持することや経済的充足感』よりも軽く置かれているのじゃないだろうか?という気がしてなりませんでした。 ひとまず、ふつうの日常生活が送れる程度に気力・食欲・体力を取り戻したのは2009年も終わりの頃。 恐る恐る家から一歩踏み出し、30分ほど村の中で用事を足していると次々と顔見知りに出会い、日本での10日間で他人と交わした会話数を大幅に上回るコミュニケーションをしている自分を省みて、なんだか奇妙な気分になりました。 「ああ、私にとっての“Home”はもうここにしかないんだなあ」としみじみした気持ちになっていました。 私がイギリスに戻った日以来、記録的な寒波が続いていて、今年はいつも以上に春が待ち遠しいなあと感じます。でも、春が来る頃のことを想像すると、決して心躍る事ばかりではないのも十分承知しているし。 それでもあえて、“いいこと・うれしかったこと”に殊更スポットライトを当てる毎日にしよう、と言うのが今年の私の豊富&願いです。 この一年もよろしくお願いします。 昨年、一番悩んでいた時に書いたブログに(すでに記事は非公開にしました)コメントを残してくださった方々に改めてお礼を言います。 たぶん、ああいう風に間接的に“誰かの声”によって背中を押してもらえないと、きっといつまでも悩み続け、決心がつかぬまま時間が過ぎていたかもしれません。 あの時、勇気を与えてもらって本当に感謝しています。 この時期に父と過ごす時間が持てて本当に良かった、出来るだけの事はしたんだな、という気持ちになれたから。 どうもありがとうございました。 Top▲ |
by mini_robin
| 2010-01-05 23:50
| 飼い主日記
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