10月に入ってから、「秋が深まって来たな~」と言うか、「いよいよ冬が近いんだなあ~」感がじっくりと確実に身にしみる日々です。
朝、キッチンへ降りてくると思わず「う~、さぶさぶ」と肩をすくめてしまう。 で、こういう気候になってくると朝食メニューにも変化あり。 朝の定番『ヨーグルト&フルーツ&シリアルかナッツのトッピング』がどうにも“きつく”なってくる。 特に今年は年齢的にそういう時期なのか、冷え感がいつもよりずっと切実なのだった。 伊達の薄着などと粋がるのはもうお終い。 今年はしっかりと保温対策をとろうと心に決めている。 そこで、手始めに朝のお茶を変えてみた。 ブラックチャイ。 日本では生姜を紅茶に入れて飲むのがひそかに流行っているみたいだけど(大橋歩さんも朝はジンジャーミルクティなんだそうな)、フィンランドへの旅以来すっかりカルダモンの香りにはまってしまった私、紅茶にカルダモンを2-3粒入れて飲んだりしていた。 ある時、「これならいっそスパイス入りのチャイなんかを飲んだらいいのでは?」と思い立ち、早速いつも紅茶の葉を買っているオックスフォードのお店で聞いてみた。 ここのお姉ちゃん達はいつも(イギリス人のこの手の売り子さんにしては)明るくてフレンドリーでとても気持ちがいいのだけど、この時も「このblack chaiブレンドって、どういうスパイスが入ってるの?」と聞くと、ささっと大きなガラス容器を取り出し「香り直接嗅いでみる?かなりパワフルな匂いだからね」と蓋を開けてくれた。 恐る恐る鼻を近づけると、思わず「うぁ!」と声が出るしっかりとしたスパイスの匂い。 でも、スパイス好きな人にとってはとてもいい香り。 これを、10年くらい前に買って今でも愛読している『すてきなあなたに』(暮らしの手帳社)に載っていた“インド式ミルクティー”方式でもって淹れてみる。 キッチン中に漂う、なんとも言えないふかーいスパイスの香り! この香りだけでも十分体が温まりそう。 で、味の方はどうか? 正直言って本格的にスパイシーなので、好き嫌いがあるかもしれない。 中身をよーく観察すると、クローブやジンジャーのほかに、たっぷりのブラックペッパーやアニスシードなんかも入っている。 お店のお姉さんによると、「コンデンスミルクを入れて飲むと美味しぃ~の。あまり薦められないけど」とうことで、甘めに味を付けると良いらしい。 でも、私は甘い飲み物が苦手なのでひとまずセイロンティーの葉と半々にして、5分~7分ミルクと一緒に煮詰めている。 こんなミルクティーと一緒に食べるのは、やっぱり暖かいもの。 と言えばやはりこれ。 スコーン(レシピはこちら↓)。 巷ではハローウィン系商品が並び始め、地元産パンプキン(イギリス風に言えばスクアッシュ)がマーケットに出始めたので、バターナッツ・スクアッシュを混ぜ込んだスコーンを焼いてみたのだ。 これは口当たりがほこっとして、結構病みつきになる味です。 スコーンに目がないパールがじーっと立ちすくんで見つめているので、なかなか落ち着ついて食べられないのが、悩みと言えば悩みなんだけれど...。 じ~....。 くれるまで、動かないもの。 朝食くらいゆっくり食べさせておくれ~。 かぼちゃのスコーンの作り方 材料 薄力粉 225g ベーキングパウダー 小さじ1杯半 ベーキングソーダ 小さじ1/4弱 砂糖 15g バター 60g レーズン 70g 電子レンジで加熱してからマッシュしたかぼちゃ 80~100g ヨーグルトと牛乳を8:2で混ぜたもの(面倒ならば半々に混ぜたものでもOK)約100ml 作り方 1.薄力粉とベーキングパウダー&ベーキングソーダは合わせてふるってボールにいれる。 2.1に砂糖を加え、サイコロ状に切った冷たいバターを加え、指先で手早くつぶしながら粉に混ぜ込んでいく。レーズンも加える。 3.そこへマッシュしたカボチャを加え、バターナイフなどを使って切り込むようにして軽く混ぜ合わせる。 4.3へ牛乳とヨーグルトを混ぜたものをまず8割程度を加えてから、3の段階と同様にして混ぜ合わせ、生地の様子を見ながら少しづつ残りの牛乳&ヨーグルトを混ぜて行く。かぼちゃの水分によって違ってくるので、一度に牛乳&ヨーグルトを加えないのがコツ。 5.生地の粉っぽさが無くなり、ボールから生地がひとまとまりで離れるくらいの硬さが目安。これを打ち粉をした台に移し、手早くひとまとまりにして(ここで作業に手間取るほどベタつくようならば、粉を少しだけ加えて調節する)型抜きする。私が使っている抜き型は直径7㎝。このレシピで7~8個分になる。 6.200度に温めたオーブンで20分焼く。 Top▲ |
by mini_robin
| 2009-10-04 22:40
| キッチン
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