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パーティー・イズ・オーバー
懸念のクリスマス・パーティーもなんとか終わり、からすカ~で夜が明けて、さて自問自答してみる。
「あれ?あの時何言ったんだっけ?」
「どうやって家に帰って来たっけ?」
思いだそうとしても、どう頑張っても何も思い出せない。そして、なんともいえない自己嫌悪感....。
お酒好きの人なら、きっと一度や二度は同じ経験をしているはず。

今朝の私はまさにそうだった。

それほど量を飲んだわけではないのに(と、言い訳)、いつもは白ワイン一本やりの私がどういうわけか赤ワイン、それも馴染みのあるフランス産ではなくてカリフォルニア産メルローなんつうものを飲み(今回のパブの白ワインのラインナップのひどさと言ったら....)、気がついたらボトル半分以上を空けていた。
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帰宅してぼ~っとしたままお顔の手入れを終え、消化を助けるというミントティーを淹れ、独りで留守番させられて拗ねていたパールの隣にしばらく座ってお腹をなでてやり、とうとう目が開けていられなくなって布団に入ったのが12:30am。

あとはこのまま爆睡!のはずだったのに。しばらく体調を崩してまともに食べていなかったところへ、いきなりヘビーな食事&ワイン攻撃で胃が驚いたのか、目を閉じてまもなく胃の痛みに目が覚める。
そして、苦しくてあっちへごろりこっちへごろりとしているうちに、気がついたら2:30amだった。

追い打ちをかけるように私の眠りを妨げたのは、何を隠そうパール。
5時半に一回、7時に一回と、深い眠りに入っている私の耳に「は、早くここから出してくれぇ!!」とでも言うような切羽詰まった「ピィーピィィィィー!!!」という鳴き声が。
村上春樹風に言うと“頭の中に真綿が詰まったような”状態で、ふらふらと階下へ降り、一目散で庭へ続くドアの前へ走りだすパールを見て、「きっと膀胱の限界だったのね」と優しい眼差しになった私はおバカさん。

まだ真っ暗闇の時間に、おまけに寒い寒い冬の朝に、パールは朝のお勤めに出たっきり家に戻ってこないのだ。
家の庭は四方を隣人の塀に囲まれているので、まあ何処かに行ってしまう心配はないのだけど、5分経ち、そして10分過ぎてもドアの外にパールの姿はない。
「まさか朝の5時に犬を盗みにくる奴はいないよねぇ」と独り言を言いつつ、だんだん不安になってくる。ノルウェーに出張中の夫に半泣きで電話する自分の姿をぱっと頭に浮かべながら、近所への迷惑を気にしつつ小さく口笛を吹いたり、小声で「come here!!」と呼んだりしても、なんの反応もない。
結局犬用ビスケットの入った箱をカラカラカラと振って、ようやく呼び戻したのが一回目。
2回目のお勤めの時は、5分経ったところでさすがにこれは普通のトイレではないなと思い、懐中電灯片手に庭へ捜索へのりだした。

芝生の所まで来てサーチライトのように明かりを照らすと、パールは庭の真ん中でぼんやり突っ立っているのだ。匂いを嗅ぎまわるわけでもなく、用を足しているわけでもなく。ただ、ポカーンと。
その表情はまさに「ここは何処?私は誰?」と言っているみたいに、意識がどこかに行ってしまったような無表情さなのだ。
思わず「What are you Doing there!!033.gif」と怒りながら、室内に連れてくる。泥のついた足をタオルで拭いてやると、どことなくウンチ臭い。
普通ならこの後、私に顔をくっ付けてきて甘えたり、物欲しそうに床を嗅ぎ回ってみたりするのだけど、そういう様子もなくポカーンとしたまま。

実を言うと、前回ブッククラブの時にそうしたように、今度も例のDAP diffuserをつけて出かけた。
説明書によると、separation anxietyに効果があるらしいので、独りで留守番をする心細さの解消に役立つのでは?と思ったのだ。
で、どうもその効果が出ているのか、今回はブッククラブの時のように私が出掛ける姿を見て拗ねてキッチンに座り込むこともなく、支度が出来た頃にはすでにリビングルームの寝床に行って丸くなっていたパールだった。
「恐るべし!diffuserの効果」とホクホクして出かけたらこの始末。

がっかりするやら、不安になるやら。
と言うのも、これはひょっとしてなんらかの副作用みたいなものが出ているのでは?という気がしてならないから。
これは私的見解なので、単なる思い込みかもしれないけれど、この手の“ちょっと普通じゃない”的な行動・態度を取るのは、いつもdiffuserを使った時なのだ。
何よりも気になるのが、一連のぼんやりしたような、一体自分がどこにいるのか把握できてないよな奇妙な表情や態度は、パールをレスキュー・センターから引き取った最初の1~2ヶ月に見せていた行動に酷似しているのだ。
なんというか、外界への意識を完全に閉じてしまう、そういうスイッチが入ってしまったかのような.....。

その後一日中パールの行動・態度を注意して見ていたのだけど、明らかに“普通じゃない”のだ。
夜の留守番は今回が初めてじゃないのだし、昨夜の4時間の留守番がトラウマになったとはどうしても思えない。
まあ、夫が不在だとパールは元気がないのだけど、それにしてもちょっと変だよねえ。

とにかく、2度の寝直しをしてから9時になんとか起きだし、パールを長めの散歩に連れて行った。
散歩の間も、いつものような“覇気”に欠けているようなパール。
ひとまず、私は新鮮な空気と運動のおかげで頭の中の真綿が少しほぐれた感じ。

疲れた胃腸を思って、二日前のローストパンプキンの残りと炒めた玉ねぎでスープを作って一人ランチを取る。
パールの方は、元気がないような拗ねてるような、はたまた意識を閉じてしまっているような、奇妙な様子を続けている。

ひとまず食欲は衰えてないようなので、明日にはいつものパールに戻ると思うのだけど。
夜には夫も帰宅するし、そうすればきっといつも通りだよね。

私を一人にしていくって?!

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うぎゃ~!!


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ここはど~こ~


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私はだ~れ~


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Top▲ | by mini_robin | 2008-12-06 03:43 | 飼い主日記
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