Top
いつまでもヤセと思うなよ
今朝、いつものようにラジオ聴きつつ支度をしていたら、『イギリスで飼われている犬の3割が太り過ぎ』 というニュースがちらりと耳に入った。
この話題だったんですね。
英国の太った犬猫8匹、ペット「痩身コンテスト」に出場
ロイターの英文サイトを見ると、このチャリティー団体PDSAの専属獣医が「イギリスの犬オーナーは、犬に対する気持ちを不健康なトリート(食べ物によるご褒美)で表すことが多い。例えばチーズ、バタートースト、ビスケットを与えたりして」と書いてある。
たしか私の聴いたインタビューでは、「チップス(フライドポテト)、チーズ、そしてスコーンなどを与えて」とコメントしていた気がするのだけど。
どうでもいいような事だけれど、後者の3品の方が“いかにもイギリス人犬オーナーが与えそう”という感じがプンプンすると思うのは私だけ?






我が家のパールは肥満どころか、カリスマ・ブロガーのもなかさん宅のアイス君と同じで、なかなか太れないのが悩み。
パールを引き取った当時は、知ってる人・知らない人から頻繁に「この犬、ちょっと痩せているじゃない」というコメントをもらったり、「この犬はレスキュー・ドッグなの?そう、やっぱりねえ」と“極度に痩せている→それはレスキューされる前に虐待されていたから”というような表情・態度を暗に示す人もいたものだ。

私が観察する限り、イギリスでは年代が上の人ほどペットの食事管理が甘くなるみたいで、ウォーキングクラブ・リーダーのDさんなど(70代)は、今は亡きコッカースパニエルのクロエのことを“この子は好き嫌いが激しくて困ったもんだ”と言いつつ、チーズサンドイッチだの、チップスだの、クッキーだのなんだのと、それはそれは存分におやつを与えていたのものだ。
だから当然のように、パールを見る度にちょっと眉をしかめて「これはやせ過ぎなんじゃないのかい?きっとこのおやつが好きだよ」などと言いつつ、“親切心”からパールにやたら色んなトリート類を与えようとした。で、結果から言うとDさんのお宅に伺った後、パールは必ずお腹を壊すのだった。
こう言っちゃ悪いのだけど、イギリス人って自分達の食事もどちらかと言うと“質より量”を重視する人が多いけれど、ペットに与える食事にも同じような基準を採用しているみたい。

ところで、もなかさんも書いていたけれど、なかなか太らないタイプの犬の食事と言うのは本当に苦労する。単にドッグフードの嵩を増やせばいいってもんでもないのです。

パールを引き取った時、レスキューセンターのスタッフが「うちのセンターでは全国的にこのメーカーのドッグフードを使ってます。材料の質・安全性から見てもとても良い製品なので、できればこれを続けてあげてください」とA社のドッグフードを一押しされた。
何事にもシニカルな私(そして夫)は、これは製造メーカーとこのチャリティー団体の間で何らかの“business relationship”があるんだな、とピンときた。
でも、そう思いながらも「知らない家に引き取られてのストレスもあるだろうから、急に慣れていた食事を変えたりするのも可哀想かもね」と言う事で、しばらくA社のものを使い続けることにした。

それでも、「いや、これは何か食べ物に関連があるのでは?」と疑問が湧き始めたのは、パールの皮膚のトラブルがなかなか良くならなかったから。
パールはレスキューセンター時代から、フケがひどかった。
最初にセンターを訪ねて運命の出会いをした時、誰もがそうするように簡単な犬の経歴を質問してほんのちょっと一緒に歩かせてもらう。その時、パールのブルー(公式にはブルーという毛の色なのだけど、どうみても濃い灰色にしか見えない)の毛は一面粉雪状のフケで覆われていた。パールの面倒を見てきた担当の女性がちょっと言いにくそうに「見ても分かるでしょうけれど、この子はフケの問題があって私達も色々な治療を試してきたんです。でも、ずいぶん良くなってきているので、きっと数か月後にはきれいになっているはずですから」と私と夫に説明した。

でも、数か月経ってもちっとも回復する様子がない。
そして私の長い長いリサーチの日々が始まるのだった。
ペットフードメーカーのサイトはもちろん、犬オーナーのフォーラムや、ペットの健康サイトまで。そのうちに行きついたのがこのメーカーのサイト
元獣医だという会社の創始者が、かなりのページを割いて動物の健康全般と食事の関連性について彼なりの理論を説いているのだ。

これをじっくり読んでいるうちに、彼の「必要以上のたんぱく質を与えると、体内で余剰物質となってあらゆる症状を引き起こす」という意見にピンときて、以来このメーカーの物をずっと与えている。
ただし、A社の物に比べドッグフードに含まれるたんぱく質がかなり減ったせいなのか、どんどんスレンダーになっていったパール。で、そうなるとまたまた他の犬オーナーさん達から「ちゃんと食べさせている?」的な心無い意見を貰ったりするわけですね。
でも、そこでグっと辛抱し、自分の選択を信じてほぼ半年が過ぎた頃。
パールのフケはすっかり良くなった上に、通りすがりの人にも何度も「What a beautiful coat!!」だの「What a beautiful dog!!」というコメントを貰うようになった。ふふふ、見たか(って何が?)

6月に一年検診をした時、獣医から「もっと太ってもいいね。あと2-3キロくらいは増えてもいいな」と言われたので、体重増量問題は長期の課題となりそうなのだけど。

ところで、PDSAでは犬の適正体重ならぬ“適正体型”をチェックすることを奨励している。
その名も『body condition scoring』。
体重という数字だけに捉われず、ペットがどういうshape(体型)をしているのか、実際にオーナーが定期的にペットの体に触れながらチェックしてみましょう、というもの。

そこで、私もやってみましたよ。寝ているパールを無理やりビスケットで釣って。
写真付きでご紹介しましょう!


b0059962_2252955.jpg

あばら骨を触ってみましょう。


b0059962_2254721.jpg

お腹は出っ張ってませんか?


b0059962_226622.jpg

尻尾の付け根に脂肪分が貯まっていませんか?


実は、パールは突然の“健康診断”にちょっと驚いたらしく、特に今回初めて使ったセルフタイマーの“シャッターが下りますよ~”合図音と発光にすっかり怯えてしまいました。


b0059962_2262630.jpg

なんだ、なんだ。あの音と光は!?
いや~悪かった悪かった。
この体験がトラウマになって食欲が激減.....なんてことはないだろうな。



b0059962_2324254.jpg


モデル代くださいな。チーズがいいな。
[PR]
Top▲ | by mini_robin | 2008-11-19 02:39 | 犬日記
<< 今日の犬語録 | ページトップ | 冬の野菜と言えば >>
"springleaves" Skin
by Animal Skin