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体もメンテナンスが必要なのだ
先日、以前から気になっていた右肩&右膝の痛みの解消になればと思い、スポーツ・マッサージを受けに行った。

リフレクソロジーは友達がやっているという点で、気軽に定期的に受けているのだけど、本格的に“痛みを治癒する”ことを目的としたものは今まで一度も試したことがなかった。
イギリスは日本のようにハリ・灸・マッサージによる治療はまだまだ一般には理解されていないせいもあってか、例えばこの肩と膝の痛みをGP(かかりつけの医師)に相談したならば、彼らの答は99%の確率で「pain killer(鎮痛剤)ですね」だろう。あるいは、消炎剤のようなものを処方されるかもしれない。
そんな訳で、これまでストレッチをしても痛みやだるさが取れない場合は、アロマオイルのお風呂に浸かり、日本から送ってもらったサ○○パスなどを貼ってごましていたのだ。





ただ、ここ数カ月間、ウォーキングクラブに参加→金曜のエクササイズクラスと続いた週に足を引きずりながら週末を過ごすほどの足(膝から膝下全体)の痛みを何度か経験したので、痛みには我慢強い私も「これはほっておくとまずいかも」という気になったのだ。

そして渡りに船のように、町の掲示板に『surgery(地域のNHSが運営する診療所)にてスポーツマッサージを受けてみませんか』という広告を見つけた。
NHSの施設を使うのだから怪しげな(残念ながら、イギリスでのalternative healthに関わる資格取得はかなりいい加減なものが多い。誰でも簡単に取得できると言うか....。別に私がとやかく言う筋合いではないけれど、日本からわざわざ費用をかけてリフレやアロマセラピーの資格を取りに英国へ来る人の気持ちがちょっと理解できない。やや誇大評価され過ぎでは?という気がするんですけど)経歴の人ではないだろう、と思いアポイントメントを取ることにした。

さて、当日簡単な問診を終えていよいよマッサージへ。
ちなみに、治療師さんは女性だった。
「じゃあ、まず足から始めましょう。問題のある右足から始めて、左足。その後右肩を診てみましょね」と説明され、丁度ツボの位置を確かめるような感じで彼女が腿の筋肉をゆっくり膝へ向かって押していく。「膝のligament(じん帯)かなあ。でも違うような気もするし....」と膝の周りを少しづつ押していると、突然「うわぁ!!」と思わず声を上げてしまったほど痛いポイントに当たった。
そして、しばらく膝やその周辺を触っていた彼女は「絶対とは言い切れないけど、これは内側のquadriceps(大腿四頭筋)かもしれない。そこがダメージを受けているみたいね」と言う。

不思議なことに“痛みの元”みたいなものが第三者によって確認された途端、急にその痛みが現実味を帯びだしたのだ。なんと言うか、「そ、そこは痛いんだから、触んないで!!」と思わず叫びたくなるような気持。
体が緊張のために硬直してくるのが自分でも分かる。たぶん、それが彼女にも手の平を通して伝わったのでしょう。「大丈夫。できるだけリラックスしてね」と言われ、意識的に深ーい呼吸をしたりして、自分を落ち着かせるのだった。
なんだか哲学的だけれど、痛みと言うのはそれを認識した時点から痛みに変わるのだなあと、その時しみじみ思った。それまでは、単に「なんか嫌な感じがあるなー、ここに」で済んでいたことが、「ここに何らかの異常が見られます」とその存在を認識させられて、初めて「い、痛いよぉー!怪我してる、怪我してる!!」と、急に不安も痛みも倍増してしまったのだから。
人間の心の作用って不思議なものだ。

うつぶせになり、次は肩と背中のマッサージ。
いやはや、これがすごかった。何がって、筋肉がもみほぐされていく音のすさまじいこと。
彼女が右肩をマッサージすると、「ゴリゴリゴリゴリ!!!」とすごい音がするのだ。そして、ツボを思いっきり押されている時にだけ感じる「うーむ、これは効いている!」という感覚。でも、はっきり言ってかなり痛くて「うっうごぉ~!!」というなんともみっともないうめき声を発してしまったのだけど。
でも、肩の部の終わりに背骨に沿ってぐぐーっと押してもらった時は、かなりきもち良かったです。

最後にうつぶせのままでふくらはぎのマッサージを受ける。
「肩は特に問題がないみたいね。単に疲労が溜まって毒素が溜まっていたという感じがする。でも、右のふくらはぎの筋肉が明らかに過労状態よ」と彼女。
ふくらはぎを酷使した覚えなんてないんだけど...と思いながら、思わず自分のぶよぶよしたふくらはぎを思い出す。ここ数年のエクササイズのおかげで、全体的に健康的に引き締まったとは思うのだけど、ふくらはぎだけはどれだけ頑張っても情けない不健康そうなぶよぶよ状態なのだ。
彼女に言わせると「ふくらはぎは足の筋肉の成り立ちの関係で、寝ている間も使われているの。だから、ものすごく働き者の筋肉なのよ」なんだそうだ。
ごめんね、私のふくらはぎ。それほどくたびれ果てていたなんて....。

帰宅すると肩から首にかけてコリが取れたせいか、頭の右側がすーすーするような奇妙な心地良さがある。ところが、その夜の体の痛いことったらない。そう、“もみ返し”の苦しみがやってきたのだ。
それは普通の筋肉痛と言うよりも、高熱を出して寝込んでいる時に体中からギシギシと嫌な音が聞こえてきそうな、そういう感覚のある痛みなのだ。それが一晩中続いた。
翌日になっても、その重だるいような痛みは抜けていなくて、一日体を動かすのがおっくうでたまらない。食欲もなく、布団に入って寝込んでしまいたいのだけど、パールの散歩もあるし(犬の散歩は短めにしておくように、と治療師さんに忠告された)、運悪くウォーキングクラブのDさんにつかまってしまい、「しばらく家に来てないじゃないか。今日の午後、お茶を飲みに来なさい」と誘われ、断れ切れずに出かけて行くことになる始末。

それでも、次第に痛みも和らぎ夜には食欲も出てきた。
「昨日の今日だし、早寝しよう」と思っていたのに、先日録画しておいた(何を隠そう、私はマット・デイモンが好きだ)映画『The Rainmaker 』を見始めたら、ぐいぐい引き込まれてしまって、気がついたら11時になっていた。
でも、この1週間ほどずっとlowな状態で、毎日「今日もまた一日が始まるのか....」という灰色の気分が続いていたので、映画を観終わって「あ~、面白かった!」と満たされた気持で布団に潜り込むのとてもうれしいものだった。

No Pain, No Gain....って、ちょっと今回のは違うか?

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この間収穫したベリーとリンゴを煮てみました。
ビタミン取れるかな?

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Top▲ | by mini_robin | 2008-09-25 01:39 | 飼い主日記
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