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イギリス式鬱の過ごし方
なんとなく調子が悪いなあ、なかなか“本調子”に戻れないなあと思っていたけれど、昨日あたりからだんだん精神的に「これって我慢の限界かも?」というサインが出ているのに気が付き始めた。

正直に明かせば、10数年になるイギリス暮らし中にかなり深刻なうつ状態に陥ったことが何度かある。
今となれば、それぞれに”引き金”となる原因があって、初期の時点でなんらかの対策を取ればたぶんそれほどひどい状態にはならなかっただろうなあ、という程度のもの。
周りの友人達(イギリス人女性)の話を聞いていると、誰もかれも人生のどこかで鬱になって、GP(イギリス医療制度下のかかりつけの医者の呼び名)に相談してカウンセリングを受けた、という過去のある人はかなりの数いる。
「え、あなたが?」と思うような、いつも笑顔でバリバリに元気の良いCさんは、二人目の子供を産んだ直後からかなり重症な鬱になり、今でも普段の生活を続けながら時々症状が出ると薬のお世話になっている、とかなりオープンに周りに話している。




そういう環境に居るせいか、以前ほど「自分はどうしちゃったんだろう???」とふかーくふかーく悪いサイクルに落ち込んでいくことが少なくなった代わりに、「ちょっと疲れただけだ」、「きっとそういう時期なんだ」、「季節の変わり目だし」と色々と自分で理由を見つけて、“サイン”を見て見ぬ振りをするということに慣れきってしまったのかもしれない。

精神的につらいなあ、しんどいなあと思いながらも、今朝は1時間の散歩を早めに済ませヨガに出かけ、午後の散歩も「くたびれたなあ」と思いつつもやっぱり休まずでかけた。
途中で歩きながら右肩と肘のあたりがギシギシと痛むなあと気がついた。左手にリードを持ち替えてしばらく歩くと、週末から痛み出した左手首がまだ痛む。仕方ないので、リードを右にしたリ左にしたりとごまかしながら、なんとか家に戻った。
金曜日のエクササイズで頑張り過ぎたせいかなと、一休みがてらにブログをチェックしようとサイトを開けるとこの記事に目がとまった。

ん~、何だか思い当たるところが多い。

いつも気がかりなことで頭がいっぱいで眠れなくなったり、今までやってきたことがすべて無駄に思えて何もかも放り出したい気持ちになったり、これまでに興味・関心があったことすべてに執着が薄れて気持ちが沈んでしまったりする


ちょっとくらい無理をしても、やるべきことをやり遂げる


頑張っても頑張ってもゴールが見えないと、当然のごとく人は疲れ果てエネルギーが出なくなる


でも、別に記事にケチを付けるつもりはないけれど、アドバイスの6項目については、“休養を取る”というような簡単にすぐ実行に移せるものを除いては、なんらかのメンタルな努力を必要とする気がする。で、本人はすでにくたびれているわけだから、更なる努力を要するものはどうなのだろう?という気がするのだ。
特に“人と話す”というのは、イギリス人の中では(私個人の意見ですが)かなり慎重に相手を選ばないとせいぜいゴシップのネタにされるか、「You are too negative!(ネガティブ過ぎる)」とか「You should go out more!!(もっと外出しなさい)」という言葉であしらわれてしまいそうな気がするのだ。

たぶん、イギリス人社会って一般的にそういう傾向≪他人にやたらと内面的な悩み・つらさをべらべら喋らない≫があると思う。だからこそ、私もそういう空気に鍛えられ、日本にいる頃に比べて精神的に頑強になったという自覚がある。それはつまり「誰も助けてくれないんだから、自分でなんとかするしかない」ということだ。
日本はたぶん、つらい時に「そうだよねぇ...大変だよねぇ。」と同調して、喜んで“聞き役”を引き受けてくれるタイプの人が多い社会のような気がする。“癒し系音楽”だとか“癒しグッズ”だとかが商品として注目されたり人気が出たりする、という部分がまさにそうだと思う。

そんなわけで、少なくとも私はまだブログにこうして鬱の話題を書く気力があるわけだから、きっと大丈夫なんだろうな。


眠れないって....
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どんな感じなのかなあ....


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Top▲ | by mini_robin | 2008-09-16 02:11 | 飼い主日記
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