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家庭菜園、顛末記
7月に引き続き、8月に入ってもなんとも情けない天気が続いている。

そのせいかどうか、我が家の庭ではslugがパワー全開しているらしく、とうとう最後の望みだった鉢植えのロケットとバジルもほぼ全滅してしまった。

一昨年のトマト栽培の大失敗に懲りて、「家庭菜園なんて面倒なだけ」と固く決意したのだけど、River Cottage Springを見ているうちに「なんだか自分にもできそう」という錯覚に陥った私。(イギリス国内には、あの番組や以前放映されたJamie at Home
などに触発されて野菜作りを始めた人がきっと多いはず)。




野菜作りビギナーに対して、Hugh( Fearnley-Whittingstal。River cottage オーナー)もJamieも同様に勧めている「まず、自分が食べたい物を植えてみること」というアドバイスに従って、ズッキーニとナスの苗を植え、昨年の使い残しのロケットの種とコリアンダーの種をまいてみることから始めてみた。
そして数ヵ月後。まったく実をつけないままで、ただただSlugに食いつくされた後だけを残す野菜たちを見た私はこう思った。
やっぱり、何でもかんでも植えればいいってもんじゃないのだ。その土壌や条件に適した野菜じゃないと、どんなに頑張っても育たないってことだってあるのだ。

こういうやや極端な結論に辿りついたのは、このじゃがいも、そしてこのブラックベリーの予想外の収穫があったから。
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昨年の秋に村の野菜マーケットで買って野菜籠に何個か取り残され、気がつくと芽が出てスポンジ状に変わっていた。
Jamieが言うには、そういう“救いようのないじゃがいも”を庭に植えておけば、一年後にはちゃんとジャガイモが生っているから捨てちゃだめだ、ということだった。
「本当かなあ」と半信半疑で、庭の一番突き当りの雑草ぼーぼーで見捨てられた一画に埋めてみた結果がこれなのだ。

ブラックベリーの方はと言うと、その一画と隣家を区切る石塀を覆うアイビーを超えて、どうも隣家の蔦が延びてきて実をつけているらしい。これまで一度もここにブラックベリーがこれほど豊富に成っているのを見たことがないので、なんらかの理由で今年になって急に育ったものかもしれない。

これらの「棚からボタモチ」以外の物で、唯一成功しているのがチリ。
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これはallotmentも借りて本格的に自給自足生活を取り入れている友人から苗を貰い受けたもの。彼女の教えを守って温室に入れっぱなしにしてある。おかげで、この悪天候の中でもなかなかの豊作である。
我が家は夫が“チリ大好き“人間なので、カレーはもとより普段の食事にもどんどんチリを使う。ガーデニング全般にはあまり興味を示さない夫も、このチリの生育具合だけは熱心に見守っているようだ。

ここのところ、食糧の値段の高騰が世界的な問題になっている。
私の周りを見回す限り、約60%も値上がりした卵(隣村で放し飼いになっているニワトリのもの)を除いては、特に“高騰”という感じはないのだけれど、それでも自宅の庭で育ったもので役立つものならば、これは使わない手はない。



b0059962_22582551.jpgこのチャイブは、この家を買った時から庭に生えていたもので、つい最近移植したにもかかわらず相変わらず元気に育ち続けている。ゆで卵と混ぜて食べるのが私のお気に入り。
そして今年私が目をつけているのが、このりんごとナシ。


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これはブラックベリーとは逆側の隣家の塀を越えて伸びているもので、毎年地面に落ちては鳥が食べたり、そのまま腐ってしまったりで、特に食べてみたいとも思わずに過ごしてきた。
でも、これだけ食材の値段やら食糧不足が語られている中では、食べ物をまざまざと無駄にするのはどうにも気が引ける。
そこで今年は、こっち側に生っているものは遠慮なく収穫させてもらうつもりでいる。
りんごは煮て冷凍しようと思っている。
今まで特に美味しいと思ったことのないこのコンフェランスという梨。これをコンポートにしてプディングに使うというHugh Fearnley-Whittingstalのレシピを見つけたので、これもトライしてみなくてはと思っている。

本格的な夏が来ないままで、今年の夏は終わってしまいそうな気配だけれど、なんだかこのまま秋の訪れが来てもそれはそれで楽しみもあるかもしれない....なんてちょっと悲観的か?

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Top▲ | by mini_robin | 2008-08-11 23:14
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