暑くて夏らしい日々の一週間も、昨夜から降り始めた雨のせいでいつも通りの“イギリスの夏”らしい涼しい気候に戻った。 人間というのは勝手なもので、暑さにバテ気味の時は「もう暑さはこれで十分です」と思っていたのに、実際に雨に降りこめられヒヤリとする風が吹き出すと、ほんの少し顔を出したお日様の光さえなんだかとても貴重に感じてまうのだ。 この写真は、そんな暑いさなかのある日の夕方。 家から車で5分の自然保護地域に散歩に行った時のもの。 ここはとにかく散歩コースの選択肢が豊富で、その難度・距離もその時の気分や体調でチョイスできるので、私たちのお気にいりだ。 うっそうとした森林の中にきちんと整備されたウォーキングルートがついているので、雨の日や気温の高い日にはここを選ぶ。 森に入った途端、空気の温度が数度違うのがはっきり感じられるほどの清涼感。 ここ数年は、週末になるとマウンテンバイクを飛ばしまくるグループが行き交うこともあるほど人気のスポットだけれど、この日は人影もなくひっそりとして、聞こえるのは野鳥と虫の鳴き声だけ。 1週間“自宅のんびり派”の休暇を取った夫とパールが、写真を撮るのに立ち止まる私を置いて、どんどん前を歩いて行く。森の中に消えていくその後ろ姿を見ていると、なんだか奇妙なほどしみじみと平和な気分になってきた。 使い古された言い方ではあるけれど、“森は心のオアシス”ですね。 Giant bellflower Fool's parsley もしくはGreater burnet-saxifrage Wild marjoram Wood crane's-bill 野草の名前は、今回も図鑑と悪戦苦闘した末に「これかなぁ~?」という程度に見つけたものです。間違っていたら笑ってください。 Top▲ |
by mini_robin
| 2008-08-02 23:30
| イギリスの自然
|
by Animal Skin |
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