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週の終りの発見

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水曜日からの疲れを引きずり、ついでに“なんとなーく、この人間関係にうんざりしてきたのぉ~”というネガティブな気分も引きずり、今朝起きたらなんだかとっても体が重い。

ひとまず、今日はエクササイズ・クラスに行く前にパールの散歩を済ませなくてはと、なんとかまず緑茶(母が日本から送ってくれた新茶)を淹れて、それを飲みつつ目がしっかり覚めるまで日常的にチェックしているサイトをうろうろと見てみる。

『ほぼ日』のサイトのオープニングにこんな言葉があった。
習慣を味方につけたら、強いよ。
しかし、習慣を敵にまわしたら、かなわないよー。

「うーん、なんて深い言葉だろう」
思わずそこで目がとまってしまった。




考えてみると、『人と表面的な付き合いを続けて行く為に、心にもない表面的な会話を交わすのが“きつく”なってきた。故にこういう人間関係からは距離を置きたい』という悩みも、“表向きだけのpoliteで当たり障りのない会話を自然にする”という習慣を身につけてしまえば、特にふかーく悩んだり考え込んだりする必要もなく、すすっと口をついて出てくるようになるんですよね。何度もリハーサルを重ねたお芝居のセリフのごとく。

逆に『別にどーでもいいような事を、さぞかし興味ありげな振りをして会話を“持たせる”なんて、そんなもんは偽善だ!そんな不毛な人付き合いにエネルギーを使いたくない』という風に考える習慣を身につけてしまったら、これはもうどんな人とのどんな会話も面倒でうっとおしくなってしまうだろう。
結果的に「あー、もう誰とも会いたくない!」という非社交的な人になり、そして自然に周りからも“あの人はそういう人”と見られるわけです。
私の観察したところ、ある特定の年代のイギリス女性達の間では、“非社交的な人間”というレッテルほど“負け犬度”が強烈なものはありません。

別にそういうレッテルを貼られるのが怖い、という気持ちはもともとないのだけど(なにしろ、私はこの町で唯一の“定住アジア人”なので、ある程度浮いてしまうのは仕方ないと開き直っている)今朝ふとこの言葉が目に留って「なんだ、そうだよ。習慣にしてしまえばいいだけ。特に深く考えずに」という気持ちになって、早速実行してみることにした。

そしたら、どうでしょう。
毎度毎度社交辞令的に通りやスーパーなんかで交わされる、「ハロー、ハーワーユゥ~?」から始まるお決まりの短い会話も、すんなりこなせるじゃないか。
途中で作り笑顔が固まることも、言葉に詰まることもなく、あたかも“もう何年もこうしてきました”という風に休暇の予定だの互いの近況だの、庭がどうした天気がどうしたというような当たり障りのない話をちょちょいと出来てしまうのだ。
そしてにっこり笑いあって「See you!」」とお上品にさりげなく手を挙げて別れる。

不思議なものだなあ。
一つの言葉がこれほど大きな行動の変化を及ぼすとは。
たとえ今日の変化がこの先継続しなかったとしても、少なくとも今日はずっとましな気分。
それだけでも悪くない。
あたり前の日常にも、どこにどういう発見が落っこちているか分からないのだ。




今日のお昼はトルティーヤを作って、人参サラダを巻いて食べました。
あまり期待してなかったけど、美味しぃ~!!
本当に“困った時のcookpad”だわ。


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Top▲ | by mini_robin | 2008-06-21 00:02 | 飼い主日記
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