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スパイシー・パンプキンスープ
これからの季節、イギリスの野菜は根菜が中心になってくる。
むしろ『根菜しかない』と言いきってしまってもいいくらい。

料理の嫌いなイギリス人は、冬になっても徹底してキュウリ・トマト・レタスを買い続け、野菜と言えばそれはサラダのこと、あとはジャガイモだけ、なんていう人も多いのだけど。
せっかく季節のものがマーケットに出ているのだから、それを食べないなんてもったいない!

で、10月と言えば目につくのはこれ。



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パンプキン!!

ただし、イギリスではあくまでもスクアッシュという呼び名です。
ちなみに、左のオレンジ色のが輸入物を中心に年中見かける“バター・ナッツ・スクアッシュ”。右がオックスフォードシャー産の“クラウン・プリンス・スクアッシュ”。
ラッキーにも、私の村の野菜マーケットではこの先3種類ほどのバラエティが加わる。特に、野菜屋オーナーのAさんのご主人が自らアロットメントで作る“Kabocha(カボチャ)・スクアッシュ”が今から待ち遠しい私である。




さて、このやや奇妙な色合いのクラウン・プリンス・スクアッシュ。
私にとっては未体験の野菜なので、念のためにAさんに「これって、バター・ナッツ・スクアッシュと比べて味とか肉質はどうなの?」とたずねると、「こっちの方が風味がいいみたい。あるお客さんは、スープにするには絶対にクラウン・プリンスの方が美味しいって言ってたわよ」と言う返事だった。

我が家ではたいていスクアッシュ・ローストにして食べる。
塩を軽く振って水気を取り、スパイスをまぶしてじっくりローストすると、表面がカリカリっとしてなかなか美味しいのだ。
夫はなんと、私と結婚する以前にはスクアッシュなんて食べたことがなかったそうだ。(実は、夫にはこの“一度も食べたことのなかった野菜”というのがかなりある。義母が前述の“一年中サラダの人”なのだった)
野菜と言えばマッシュルームさえあれば満足な夫でさえ、こうしてローストするとどんどん食べてくれる。

一番小さいサイズのを買ったのだけど、これでも二人用には十分過ぎる大きさ。
明日の夕飯にローストして残りは週末にスープにする、と言うのはどうだろう?と思い立ち
念の為に焼き上がりの食感をチェックしてみようと、お昼用にほんの少しだけローストしてパンプキン・スープにしてみた。


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我が家の小さな電子レンジ兼用オーブンには『ベジタブル・ロースト機能』と言うのが付いていて、これだとあっと言う間に野菜のローストが出来てしまうのでとても重宝している。


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スパイスを混ぜてビニール袋に入れてからスクアッシュと混ぜてスパイスの風味をしっかりつける。
オーブンにお任せしている間に、エシャロットを薄切りにしたものをバターで炒める。
15分ほどでスクアッシュにこんがりと焼き色がつき、中までしっかり火が通っている。
これをさっきの鍋へ加え、ひたひたくらいの量のお湯を注いでから10分くらい煮込む。
あとは、塩加減を調節してブレンダーにかければ出来上がり。


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上に残り物のコリアンダーの刻んだものを彩りに加えてみた。

スパイスが入っているから、体がじんわりと温まってくる。
あ~、秋の味覚の幸せ。
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Top▲ | by mini_robin | 2009-10-16 19:12 | キッチン
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