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試行錯誤でタルト・タタン作り
10月になり、ようやく掃除&片づけもひと段落。
久しぶりにのんびりできる時間が出来たので、早速タルト・タタンを作ってみることにした。
 
前夜、夕食の後に手持ちの料理本をひっくり返し、レシピをリサーチしておいたのだ。
で、見事採用(?)となったのが、堀井和子さんの『タルト・タタン風』というレシピ。

ちなみに、現在は廃刊になっているらしい彼女の本『気ままな気ままなお菓子の本』からです。

正直に感想を言わせてもらえば、この本のレシピはあまり初心者向けとは言えない、かなり大雑把な説明が多いのだけど(そこがシンプルで良いのだろうけど)、実は7~8月中にRiver Cottageのサイトで『タルト公募コンペティション』の企画があったので、実はこっそりタルト作りに励んでいた私。
結局このコンペはなーなー状態で幕を閉じてしまったようなのだけど(いかにもイギリス的)お陰でタルト生地作りに随分自信がついたのは確か。

だから、このタルト・タタンのレシピでも

タルト生地:
薄力粉 120g
バター 70g
牛乳 適量


なんて風に材料が書かれていても慌てず騒がず。

「ふむふむこのくらいの水分でいいかな。このくらいの硬さで冷蔵庫に入れておけば、伸ばす頃には丁度いいはず」と目見当で作るこの余裕。ほほほ。





さて、生地を仕込んでパールと散歩に出かけ、帰宅したら早速りんごをキャラメリゼする作業に取り掛かる。
お隣との塀はかなり古くなっていて、手を伸ばし切ろうと体をもたせかけるとそのまま向こうにグラーっと倒れてしまいそうな気配。
本当は上の方のしっかり赤くなっているのを取りたいところだけど、ひとまず“試作品”だし手の届く範囲でささっと収穫しておく。


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イギリスのりんごは日本のものに比べ、水分量がずっと少ない。
フルーツ皿に2日も置いておくと、あっと言う間にモサモサりんごになってしまうような情けないタイプなのだ。
でも、お隣さんのりんごは皮をむくとなかなかジューシーで、香りも思ったより濃い。

さて、バターと砂糖を溶かした鍋にレシピ通り6個のりんごを投入。
私は基本的にキャラメルとかトフィーとか、いわゆるバター&砂糖を煮溶かした物があまり好きじゃないので、香りづけにクローブとカルダモン(殻のまま)を加える。

りんごから水分が出てきてなかなか良い香りなのだけど、りんごのキャラメリゼってこれほど時間がかかるとは思わなかった!!
レシピには「かなりダークな色になるまで炒める。火力は強めで」とある。
タルトを仕上げてオーブンに入れている間に昼食にしようという予定だったのに、何時まで経ってもりんごの色が変わらない。
時計はすでに1時近いぞ!
強火だからちょっと目を離して焦げたりしたらせっかくの努力は水の泡だしで、イライラしながら調理機の前に立ちっぱなしで、ひたすらひたすらりんごを炒める。

「やれやれ、ようやくそれなりの色合いになったわい」と思えた頃には、すでに30分近く炒め続けていたと思う。
これって、当たり前なのだろうか?

りんごが終わればあとはタルト生地を伸ばして載せるだけ!と空き腹を抱えつつ最後の力をふり絞ってめん棒を握る。
「あれ。これ、なんか硬いかも。の、伸ばせないぃ~!!」

やはり、せめて水分量の目安くらい載せておいてほしかったな。
目分量で牛乳を加えたけど、ちょっと少な過ぎたかも。
でも、時はすでに遅し。
満身の力を込めて、ぎゅーぎゅーとラップの間に挟んだ生地を伸ばす。

ようやく生地も出来て、さあ、あとは温めたオーブンにいれて焼くだけよ!

ここでまた落とし穴。

オーブンの温度:
180~220度。


この幅はなんなんでしょう?

ここでも、前述の“タルトコンペ”での経験が役に立った。
たいてい、200度で焼いていたので今回もこの温度で行ってみる。

30分後。


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たら~ん。
なんか、見た目はパブでイギリス人が好んで食べるギネス&キドニーパイみたい。
でも、これをひっくり返すと....


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たらら~~ん!!
タルトタタンでございます。


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適当に作ったわりには、アップにするとちゃんと生地が層になっている。
口に含むとサクサクっととても軽い生地。
りんごも美味しいぃ~。

自分で焼いたお菓子を食べて、これほど感動するなんて本当に久しぶり!
いやはや、苦労した甲斐があった....。涙。

おまけ:タルト作りですっかりエネルギーを使い果たしたせいか、作業にまぎれて昼食をろくに取らなかったせいか、夕方から急に体調が悪くなってきて、夜には微熱を出してしまった私だった。
とほほ。
夕食後のデザートにとたっぷり残しておいたのに、結局冷凍庫行きとなりましたとさ。
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Top▲ | by mini_robin | 2009-10-02 06:02 | キッチン
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