あんたが悪い、いや君が勝手だ、ともめごとが続いていましたが、実に5年ぶりのパリでの休暇のおかげで、再び夫婦円満を取り戻しつつある我が家であります。
今回はあえてカメラを持たずに出かけ、イギリスの田舎町暮らしでは実現できない事を満喫し、更に“あの頃”を思い出しつつパリ暮らしをしていた頃の週末を再現する、という気分で過ごしてきました。 内輪話なのだけど、私と夫が出会ったのは94年のパリでのこと。 フランス人の友人を通して知り合ったのだけれど、そういう歴史もあってパリは単に生活していた(夫は会社員として、私は学生として)場所以上の思い入れがあるわけです。 それにしても、当たり前だけれど5年前と比べて随分変わった物事あり。 更には、「ある種のことは決して変わらないんだなあ」としみじみ懐かしく感じるものもあり。 当時の自分が夢中になっていたあれこれなどを思い返し、ついつい感傷に浸ってしまった40代中盤にさしかかる私でした。 ところが!! そんな内面的充実感とは裏腹に、私は顔から首にかけてひどい湿疹に見舞われて大変な思いの日々だった。 出発前の2週間ほど続いた夫との諍い、そして内装工事の準備のストレスなのか? それとも、年齢的に季節の変化に必要以上に反応してしまったのか? 実は、いまだに完治してなくて、特に旅の数日前には顔の右半分の腫れがひどかったので(右目はまさにお岩さん状態だった)急遽GP(かかりつけの医者)にも診てもらったのだった。 結果は、特に驚きはしなかったけど「何?別になんでもないじゃないの。きっと何かアレルギー的なものだろう。旅行行くの?じゃあ、薬局行って抗ヒスタミン剤でも買って持ってきなさい」だった。 これだ。 まさに、NHSの体質そのもの。 何か食べ物アレルギーはあるか?とか、使っている化粧品を変えたか?というベーシックな質問も一切なし。 仕方ないので、パリに着くなりアヴェンヌ・ウォーターの一番大きいサイズを買って、朝晩シューシューと顔と首にスプレーして腫れとかゆみを鎮める、という方法で乗り切った。 ま、この数年ぶりの肌の大トラブルを除いては、9月とは思えないポカポカ陽気に恵まれ、美味しい日本食もしっかり3回食べたし、ウッディ・アレンの新作も見ることもできたし、日本の本も何冊か買い足せたしで、充実した旅でありました。 ただ、家に戻ると終わっているはずの内装工事(と言うか、ペンキの塗り替えと細かい部分の修理など)がまだ続いているぅ!! お陰で、家の中は埃だらけ。ペンキの匂いがプンプン。 衛生観念がイギリス人並みになりつつある私だけれど、正直言って現在の我が家の混沌はかなりストレスになっている。 バスルームの床はこの通り。ちなみに、昼間は庭へ向かう窓全開状態でトイレを使わなくちゃいけないのだ。↑ いつもはパールの指定席。今は資材置き場。↓ あ ちこちにペンキ缶だのタイルだのが置かれていて、10日間という長いケネル生活を強いられたパールもいつもの寝場所があっちこっちに移動され、水飲み場も動かされていて、明らかに混乱しているよう。 今回はケネル暮らしですっかりやせ細ってしまって(“指定された量を増加してドッグフードを与えていたんですけど、随分痩せてしまったんですよねえ。一応報告しておきますけど”by ケネルのお姉さん談)なんだか未だに態度もよそよそしいし、やっぱり10日間は長過ぎたのかなあ...とちょっと複雑な気持ちになっている母であった。 くたくたですから。 静かにしておいてください。 ひとまず、パリ的観光写真抜きですが、数回に渡ってパリ&フランスの話などを書いていくつもりですので、よろしくぅ~。 疲れ過ぎて丸まってしまう私。 ここはどこ~、私はだれ~? Top▲ |
by mini_robin
| 2009-09-22 22:51
| 旅に出てみた
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by Animal Skin |
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