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猛暑、来る
週明けから、初夏からいきなり盛夏へひとっ飛びしたような猛暑が続いている。

南部では公式に熱波注意報が出ているくらい「あぢ~!!」日々なのだけど、私の見たところどうもこれは気温だけの話ではないようなのだ。

『世の中が“熱くなっている!!”』
そんな気がしてならない、この数日のイギリス。

まず、先週末に開催された恒例のグラストンバリーでの野外コンサート
毎年大物が出演して話題になるのだけど、基本的に物々しい音楽に耐えられなくなってきていたので、いつも蚊帳の外だった40代の私。
でも今年はちょっと違っていた。
再放送を見て、オンラインでのダイジェスト版もしっかりチェックした。





理由は簡単。
初日の“トリ”がブルース・スプリングスティーン。
おまけに、私がイギリス暮らしを始めた頃圧倒的な人気を集めていたブラーの再結成ライブときた。

で、どちらのライブも見た者を「う~ん」とうならせるようなすごさ。

特にスプリングスティーンは、佐野元春大ファンだった私としては彼の過去のライブを見ているような錯覚があって、なんとも懐かしいようなうれしいような、不思議な興奮を覚えた。

ステージを降りて観客に近づき再びステージに駆け上がり、とあの年齢では信じられないくらいの敏捷さで動き回るスプリングスティーンの足元には、20年くらい前のライブで元春が履いていたような、“あの!”やけにボコボコっとした造りのブーツが。
「いやはや。これはまさに様式美の世界だなあ」と、思わず顔が綻んでしまった。

でも、日曜日のライブに集まった十数万人の人の波を見ていてふと思う。
「ここに集まっている人々は、みんな明日はお休みなのだろうか?まさか全員が学生さんってことはないだろうし」

そして、月曜の夜はウィンブルドン。
今年から屋根がついて雨なし・闇なし(昨年の男子ファイナルを観た人なら、あの暗闇での試合を覚えているでしょう)になったセンターコートで、イギリスのアンディ・マリーが準々決勝への進出をかけた試合を戦った
そして、比較的楽な組み合わせと思われたこの試合。
なんと約4時間の苦しい長丁場となったのだ。

明けて火曜日は、朝から国中がこの試合のことでもちきりである。
何しろ試合が終わったのが午後10時40分。BBCでのTV中継は1200万人の人が見たそうだ。

1200万人と言うのは、日本の視聴率の感覚ではどういうものか分からないけれど、月曜の夜のスポーツ中継番組としては記録的な数だと思う。
当日、夫の出張のおかげで朝4時半起きだった私は、10時を過ぎた頃からどうにも我慢できなくなって、マリーの度重なるエラーも目につき「駄目だこりゃ」と布団に入った。
そしてTVのスイッチを切る前に、画面に向かって思わずつぶやいた。
「ちょっと、皆いつまで見ているのこれ。もう10時だよ。地下鉄もバスもなくなるぞ。明日仕事に行かなくていいのか?」

ちょっと何時もより余計に太陽の光にあたり、高温にさらされると、イギリスという国は途端に活気ついてくるようだ。
そして、“何もかも一度に、たっぷり!”がイギリス人のやり方。
日に焼けるのも、BBQの頻度も、アルコール摂取も、アイスクリームの量も、そして夏のイベントも、「今しかない!!」という切迫感で挑む『短気集中型』なのだ。

さて、我が家はと言うと、久々に夏のビールの味を満喫する私(今夜の独りご飯は、またまた干し野菜のローストとツナ缶で作ったパスタ)。


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そして.....


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一日中“木陰”を探してはぐったりと横たわるという具合に、熱波にかなり参っているパール。


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この暑さも、短期集中で終わればいいね。

夕方になってもちっとも涼しくないので、ここに隠れていることにします。


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何処にいるか分りますか~?


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ここですよ、ここ。



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Top▲ | by mini_robin | 2009-07-01 17:38 | 英国事情
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