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オープン・ガーデン訪問記


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先週、久しぶりにオープン・ガーデンを訪ねてみた。

数年前、家を購入したばかりでガーデニングに真剣に取り組んでいた頃は、6月~7月にかけてローカル新聞を念入りにチェックしては、オープンガーデン巡りをしたものだった。

そんなガーデニング熱も今ではすっかり冷めてしまった。
なによりもオープン・ガーデンのほとんどが郊外の一軒家なので、渋る夫にいちいち車で同行をお願いする面倒もあって、すっかり足が遠のいてしまっていたのだ。






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今回出かけたお庭は、エクササイズクラスのメンバーの一人であるJさんのお宅と言う事で、
顔見知りの気安さと、収益の一部が障害を抱える彼女のお孫さんの為のチャリティに寄付されるということで、“feel goof factor”も手伝って夫も送り迎えを引き受けてくれた。

ところで、「オープン・ガーデンって何?」という方の為に簡単に説明すると、自宅の庭や普段は一般公開されていない庭の一部を“開放して”(だからオープン・ガーデンと呼ぶ)、その際の収益(入場料はもちろん、たいていお茶とケーキなどが供されるのでその売り上げ)をチャリティに寄付をする、というもの。
国内で最も有名な団体がNGS(National Garden Scheme)で、Jさん宅のお庭もこのグループに登録されている。

私の数少ないオープン・ガーデン体験から言うと、「一般公開しよう」と考えるくらいだから、それなりの規模&見る価値のある庭が対象になるのだろうと思うのだけど、実際には「これって、うちの庭とあんまし変わんないかも?」的な、正直言って特に見せ場のないような庭でオープンガーデンを開催する人もいる。
多くの訪問者のお楽しみである“お茶と手作りケーキ”にしても、実際に行ってみると市販の袋入りビスケットをそのままどかっと出しておいて、お茶はと言うとティーバッグが切れたので怪しげな甘味飲料のようなものでごまかしていた、なんていう場所もあったりしたっけ。

と言うわけで、かなり当たりはずれもあるので、一度行ってみたいという方はこのNGSのような団体のサイトをチェックするなどして、事前に“どういう庭なのか”を一応下調べしてからお出かけすることをお勧めします。


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さて、Jさんのお庭は入口に手書きの地図を掲示してあるくらい、それはそれは大きなお庭。
有料のオープンガーデンにわざわざやってくるくらいだから、ガーデニングに興味のある人ばかりかと言うと、明らかに「日曜の午後、暇つぶしに家族で出かけてみっか」程度の気持ちでやって来た風の家族連れもいる。
で、当然子供たちは派手な“アトラクション”のない庭をただ歩いたって(おまけに、小雨がパラついてきたりすると)ち~とも楽しくない。
そこで、広いお庭なものだから奇声を上げて傍若無人に走り回ったりしている。
彼らの第一の目的は植物を愛でることではないので、一目散に仮設ティールームを目指すのだった。
そこで、テーブルを占領していつまでもぐたぐたと座って時間を潰しているようだった。

やれやれ。
困った人たちだ。

私を含め、“ガーデニングのアイデアを学んだり、静かに庭を眺めながらのんびりと時間を過ごしたい”という目的でやってきた人にとっては、これはもう迷惑以外の何物でもない。

本当は「お茶とスコーンをいただいて、2時間くらい長居していこうかな」と言う予定だったのだけど、雨が降り出して急に肌寒くなってきたし、この“場違いな人々”の騒ぎにもうんざりしてきて、1時間弱で出てきた。
夫に携帯で連絡すると、「え?もう見終わったの。もっとゆっくりしてくるんだと思った」と驚いていた。

残念だけれど、庭を2周して写真もしっかり撮ったし、短いながらもウォーター・ガーデンの脇に座ってしばし静かなひと時を過ごす事も出来たし、まあこれでよしとする。


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それにしても、あれだけの規模の庭を見ると、たしかに「うらやましぃ~!!」と思うけれど、同時に「これって、水やり大変だなあ」とか「雑草取りはどうしてるんだろう」とか、「植物のメンテだけでも、えらい費用だろうなあ」という貧乏人的な心配をしてしまう。

私にはやはり身丈に合った我が家の小さな庭で、「誰だよー、せっかく植えた苗のそばにウ**するのは!!」などと怒りながら、日々ぼちぼちと作業を続けてゆくこの未完成の状態がピッタリくるような気がするのだ。
「いつかは私も自分流のすんばらしい庭を造って...」という夢を描いて...。



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Top▲ | by mini_robin | 2009-06-29 00:08 | イギリスの自然
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