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癒し系レシピ~その2~


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『何かいつもと違う事をして、気分を変える』第2弾として、カスタードクリームを作ってみた。

バニラ風味が苦手、クリーム系もどちらかと言うと敬遠したい、という偏った好みのために、20数年来のお菓子作り歴でカスタードクリーム作りは初めての経験なのだった。

さて、どうやって作ろうか。

Cookpadをチェックすると、『電子レンジですぐできるカスタード』のレシピがいくつか掲載されている。
でも、何を隠そう私は“電子レンジでささっと料理”反対派。

時間と手間を惜しまず(なにしろ、今回の目的はセラピーですから)クリームと牛乳を温め、卵黄と砂糖を加え、弱火で根気よくかきまぜる。

20分経過。

「なんだかジャブジャブしてるけど、いいのだろうか.....?」

更に10分混ぜてみる。

「これって永遠にクリームにならないかも」




夏の昼間に、30分も鍋につきっきりになっているのに嫌気がさしてきたので、強引にレシピをアレンジすることにする。
コーンスターチを小さじ1杯加え、やや火を強めてみると、あら不思議。
圧倒いう間にカスタードらしくなってきた。


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冷蔵庫でしっかり冷やしてから、これを使ってトライフル風デザートを作るのだ!
実はこれがもともとのプロジェクトなのだった。

トライフルと言うのは、イギリスでは“市販品を利用して手軽に作れる夏のデザート”として、かなりポピュラーなレシピである。
何を隠そう、家事・料理一般がからきしダメダメな義母が作れるお菓子が、このトライフルと毎年クリスマスに焼いている脂肪分無しの固い(そしてかなりパサつく)フルーツケーキなのだった。

義母のそれは、市販品の恐ろしいほど真っ黄色でごてごてに甘いカスタードと、ラズベリージャムが入ったロールケーキ(もちろん市販品)を使って作る。
生のフルーツの代わりに、ラズベリージャムでもってフルーティーさを出そうと言う点が、いかにもケチケチな義母のアイデアらしい。
仕上げとして、彼女はこの毒々しいほど甘いトライフルの上に、シェービング・クリームスタイルで缶からプシューと絞り出すホイップクリームをてんこ盛りにする。

仕事から帰った夫に、「今日、カスタードクリーム作ってみたんだ。トライフルを作ってみようかなと思って」と話すと、意外にも夫の反応は「カスタードは甘いからなあ...」とあまり歓迎していない風。
ひょっとして夫にとってのカスタードは、この義母の恐怖のトライフルを彷彿させるトラウマ的デザートなのかもしれない....。

ひとまず、私流トライフルは、またまたsugar toothさんのサイトを参考にして、フルーツがメイン、クリームはわき役という感じで仕上げてみる。


b0059962_18324797.jpgスポンジを焼く時間&体力が尽きてしまったので、前日焼いたクリーム入りスコーンをベースに。
そこに、自家栽培イチゴ(豊作とは呼べない数だけど→)を砂糖とワインでコンポート風にしたものをのっけて、カスタードをとろ~り。
更に、冷蔵庫にあったブルーベリーをぱらぱら。
そして、その上にカスタードをもう一度とろ~り。


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なんだかビジュアル的にちょっといまひとつですな、これ。
義母のこと、笑ってられないかもしれない。

お味の方ですが、レシピよりも砂糖をやや控えめにした割には、口に含むとクリームの甘さと“まったり感”が一杯に広がって、「あ~、デザートを食べた!」と言う満足感がある。

でも、悲しいかな私にはクリーム菓子征服の道は険しかったようだ。
この後、一日中クリーム風味が鼻の先から離れない。
アイスクリームを食べた後に、「ああ、渋い緑茶を飲んで口の中をサッパリさせたいなあ」と感じる、まさにあの感覚なのだ。

「グーズベリーのような、酸味の強いものと一緒にすれば美味しいと思うよ」という夫の提案に乗せられて、早速グーズベリーを買ってきて今度はコンポートを作っている。

暑い時にはもっと違うことをやればいいのだろうけど、キッチンに一度足を踏み入れるとついついあれこれと深入りして、気がつくと時間が経ってしまう。

そうこうしているうちに、どんよりとした気分が一時的にでも消えていくから、まあこれはこれでセラピーになっているのだろうけれど...。

どうかな?
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Top▲ | by mini_robin | 2009-06-25 18:36 | キッチン
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