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食の対決!日本対イギリス
ここのところ興味深い特集が続いて、毎日チェックするのが楽しみになってきた『ほぼ日』のサイト

「これはなんて言うのか....」と呆れつつ笑ってしまったのが、6月6日から始まった『創刊11周年記念イべんとう』。


詳細は実際にサイトを読んでもらうとして、しばらく日本の食生活、特にグルメの殿堂のようなあの(!!)『デパ地下』という場所に足を運んでいない海外在住者にとっては、正直言って拷問みたいな写真の数々。

こういうのを見ているとつくづくため息がでる。
それは「食べたいなあ~」という欲求よりも、
「日本人って、どうしてここまで豊かでバラエティに富んだ食生活を要求するのかなあ?」
そして、
「13ポンド程度の金額で、こんな内容のテイクアウェイなんてイギリスでは絶対無理!天下のハロッズの食品売り場だって、こんな選択肢の豊富さは無いよ」
という、複雑な感情。




毎日毎日食べ続けているヨーグルト&ナッツとドライフルーツの超マンネリ化した朝食を食べつつ、日曜の朝にこの特集を見ていたら、なんだか悔しくて腹が立ってきた。

そのリベンジと言うのも大げさだけれど、今日は食べ物を一杯載せてみたいと思う。

もちろん、真っ向から日本のデパ地下で買い揃えた食品に対抗しても無駄なので、イギリスならではの美味しさで攻めてみた。

イギリスが他の国より抜きんでているもの、それはなんたってお酒。
なにしろ、ヨーロッパ1のワイン輸入国だし、低年齢層のアルコール依存症率なんてぶっちぎりでナンバーワン。
種類も豊富だし、税金もこと酒税に関してはここ10年くらいほとんど変わってないのじゃないだろうか?

そして自慢したいのが英国産リアル・エール・ビール。
夏は白ワインが常だったけれど、最近ますます納得のいく白ワインを見つけるのが困難になっってきて(と言うか、ハズレ・白ワインに立て続けに当たってしまったので)「今年の夏はひとつビール党で行くか?」と考えているところ。

売り上げが伸びる一方のワイン市場に比べ、イギリスのビール業界と言えばここ数年田舎の小さなパブがばたばたと閉店に追いやられているという厳しい状況。
でも、そんな逆風にも負けじと地方の個人経営の(つまり、国際市場を確保しているような大手醸造所ではなく)醸造所が個性のあるビールをコツコツと生み出している。
そして、そういうビールは添加物なんて一切入ってないまさに“自然食品“的なビールが多く、季節ごとに味の違うタイプを発売してビール愛好家の喉を飽きさせないよう企業努力も惜しまないのだ。

さて、根っからの白ワイン党だった私さえもうならせたのがこの2本。


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ピュリティー・ブルーワリーの“Pure UBU”。
これは以前、手作り石けんの話題を書いた時に紹介した”ビール石鹸”の原料となっているビール。
色はダークで、フルーティーでありながらモルトの風味が効いて、ツウ好みの味でもあるけれどエールタイプのビールを好まない人々にも受け入れられそうな味わい。




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次は、今のところイギリスのブルーワリーで私の一番のお気に入りのメーカー、フック・ノートン
あまりに好きなので、数年前わざわざその所在地まで出かけて実際に醸造所を外から拝見。
そこから歩いて1分たらずのパブで、まさに“工場直送”ビールを楽しんだという思い入れのある醸造所なのだ。
ピュリティーほどではないけれど、ここのビールも小売店販売されているタイプは限られているので、これまで試したのは主要ラインナップの3種類くらい。
で、偶然週末のスーパーの買い物中にこのHooky Goldを見つけたので、試しに買ってみた。

一口飲んでみたら、
「あれ?なんだか日本のビールを思い出す味」。
なんと言うか、“喉がなるぅ~”と表現したくなるような、フレッシュでちょっとピリっとした清涼さがあって(ラベルにはzestyという表現が使われているのもうなづける)、焼き魚なんかにも合いそうなくらい、日本人好み風の味なのだ。

ちなみに、どちらも500ml 瓶が£1.6(税込)くらい。
日本円で約250円だから、これはやはり安いんですよね?



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イギリスでは、『ビールとくればカレー』というのが定番。
カレーは、今やイギリス人が国民食として世界に誇るメニューののひとつにさえなっている。
我が家では、たいてい土曜の夜は夫がスパイスから用意する手作りカレーと決まっているので、ここしばらくは赤ワイン一辺倒の夫を横目に見つつ、ビールを楽しんでいる私です。



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ついでに、もうひとつイギリスの季節の味。
先週から地元産グーズベリーが売り出された。
あのきれいなグリーンの実が木箱に山盛りになっているのをみると、黙って通り過ぎることができず「なんか作んなくちゃ!」と衝動買い。


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衝動買いのはずみで、衝動的にレシピを選んで作ってみたら久しぶりの大失敗作となった。
言い訳するのじゃないけれど、今回はレシピそのものに問題があったと思うのだけど。
『gooseberry & almond streusel 』と言う代物で、“streusel”を改めて辞書で調べると『パイなどのトッピングにする、バター・砂糖・小麦粉でなるクランブル状のもの』とのこと。
それを知らずに作ったのだけど、レシピの説明では「切り分けて午後のお茶のお共に最適」なんて書いてある。
でも、どう頑張っても切り分けられるような状態にはならないんだってば!!
なんと言うか、できそこないのクランブルみたい。
もそもそとして、やたらバター風味がきつくて、ちっとも美味くないぞ。


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イギリスのレシピ本とか雑誌には、結構この手の「これって、ちゃんと試作してから載せてんのかい?」と突っ込みたくなるような、かなりいい加減なレシピがあったりするので、気を許せないのだ。



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ただし、猜疑心の塊のmini_robinの名に恥じぬようちゃんと半分グーズベリーを残して、今日コンポートにしてみたのが何よりの救い。
さわやかな酸味がなかなか初夏らしい味。

明日はこれを使ってケーキを焼いて、失敗の悔しさを乗り越えてみようかな。
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Top▲ | by mini_robin | 2009-06-09 04:02 | キッチン
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