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それぞれのお買いもの
夫がアイルランドへの一日出張で風邪を拾って来た。

時期が時期だけに大事をとって自宅仕事を決めたので、大急ぎで予約をいれて3か月ぶりに美容院へ行くことにする。
オックスフォードは外国人率が高い街だから、「ひょっとしてマスク姿の人でも?」とちょっと躊躇したけれど、それは無駄な心配だった。
買い物客と様々な国籍の学生が入り混じりあう、いつも通りの雑多で混雑したオックスフォードだった。

「今日は時間を気にしなくてもいいし、久しぶりにたっぷりお買い物でするかな!」といさんで銀行へ寄りお金をおろしてから、日本でも人気の某カジュアル系ショップへ2軒寄ってみた。
15分くらい見ているうちにうんざりしてきて、手ぶらで店を出る。
「あ、こういうの一枚あると便利かも」と思えるアイテムはある。値段も決して高過ぎず、サイズも合っている。それでも、あの程度の品質&値段にお金を使うのがどうにもバカバカしく思えて仕方ないのだ。
そしていつもように、「これに10ポンド払うなら、同じ金額を何度も読み返す本や美味し紅茶でも買った方がずっと気分いいな」と思えてくるのだ。





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結局、地元では選択肢が少なく割高で、なおかつ日常的に必要なものを買って帰った。
いくつあっても困らないノート、延々と溜まっていく書類を“ひとまず整理”しておける蛇腹式になったファイル、そしてスルスルと書きやすいペン。
それから、この間紹介した店に再び寄って、キャンディーという地域のセイロン茶を買った。









翌日、朝の散歩を終えて帰宅すると、注文しておいた花の種と本が届いていた。


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花の種は母の日のプレゼント用にカードと共に日本へ送るもの。
私の母は根っからの園芸愛好家で、暇さえあれば実家の小さな庭に出てあれこれ世話をして日々を過ごしているので、カタログから色彩・形状のぱっと映えるタイプを15種ほど選んで買ってみた。


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本は今年に入って突然大ファンになってしまった江国香織さんの本。
とは言っても、私は昔から恋愛小説に一切興味のない人間なので、読むのはエッセイだけ。
だから、「ファンです」とは言ってもせいぜい手元におけるのは3-4冊だ。
それでも、目次に目を通しただけで「読むのが待ち切れない!」という気持ちにさせてくれる本にまだ出会えるっていうのは、とても心を満たしてくれるものだ。

同じ郵便で夫が予約したラグビーのチケットも届いていた。

b0059962_2230425.jpgプルミエリーグ(イングランド・ラグビーでトップのリーグ)の王者を決める決勝戦のチケットなのだけど、私は2年ほど夫に付き合って出かけてみて「もう十分」と感じたので、会社の仲間と出かけるらしい。

我が家が比較的円満でいられるのは、こんな風に物欲に関しては夫も私も“小確幸”派だと言うこと。
つまり、小さくても確実な幸せを与えてくれるものを好むのだ。
周りの人々のように、やれ家の建て増しだの手直しだの修理だのに数千ポンドどかんと使うとか、投資と実益を兼ねてフランスやイタリアにセカンド・ハウスを買うと言った大型消費は、私達にはどうにもしっくりこないのだ。
大判振る舞いをする勇気がないし、もともとケチなのかもしれない。或いは、ヤセ我慢なのかもしれないけれど....。

ひとまず、まったく性格の違う私と夫の唯一の共通点として十数年変わらないこの“買い物傾向”に、二人とも満足している事は確かみたいだ。
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Top▲ | by mini_robin | 2009-05-02 22:34 | 飼い主日記
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