二日酔いで目覚める朝。
昨日(土曜日)は、2009年度ラグビー・シックスネイションズの最終日。 そして、多くの予想を裏切ってアイルランドがなんと61年ぶりにグランド・スラム(すべてのリーグ戦に勝つこと)の快挙を果たした歴史的な日となった。 詳しいリポートはこちら ラグビーというスポーツがまだまだマイナーな国(例えば日本)では、ニュースのスポーツ欄でも全く無視されていたけれど、今回のアイルランド・チームの勝利はアイルランドのスポーツファンはもとより、経済停滞に陥っている国全体にとっても、それはそれは重要な意味を持つ出来事なのだ。 いや~、良かったなあ。思わず目頭が熱くなってしまう。 ご存じのように私はイギリス人夫とイギリスの住んでいるわけで、自然の成り行きとしてはイングランド・チームを応援するべきなのだけど、ことラグビーの国際試合に関してはこの数年間はずぅ~っとアイルランドびいきである。 理由は簡単。 キャプテンであり、アイリッシュ・ラグビーの歴史上間違いなく伝説的なプレーヤーとなるであろう人、ブライアン・オドリスコルがいるから。 ふふ、いい男 と言う訳で、アイルランド・チームの勝利を記念して今日は『mini_robinの独断偏見で選ぶ、“アイルランドのここが良い!』と行きます。 アイルランドの良さは; 1.人がいい 2.風景がいい 3.食べ物がいい 実際にアイルランドを旅したのはたったの1回。アイルランド人とのお付き合いは、残念ながら男性も女性もなし、という私なので、これはあくまでもその時の旅の印象プラス、今まで見聞きした“印象”に過ぎません。 事実に基づいた情報を知りたいという方は、ガイドブック買ってください。 ではまず『人』 イギリス人にアイルランド人の印象を聞くと、ほぼ99%の確率で返って来る言葉は「They are Soooooo Friendly!!(彼らはほ~んとにフレンドリー)」だ。 いい年したオジサンが公共の場で堂々とこういう格好→をしているわけだから、いい人達に違いない。 イギリスではアイルランド人の男性と言うと『情熱的で会話が上手く濃いめのルックスが魅力的』というかなり高印象をもたれているらしい。(ちなみに、イギリス人男性は全くの正反対“さっぱりしていて口下手で青白い”というところでしょうか) でも、個人的な意見を言えば「男友達にするならいいけれど、夫にはしたくないタイプ」という気がしないでもない。 『風景』 これは個人の好みの分かれるところなのだけど、荒涼とした“何にもない美しさ”が好きな方にとっては、本当に美しい国だと思う。 ここ数年、古い建物・古い石畳云々的な街というものにあまり関心がなくなってしまい、「ガラーンとして人間も建築物もなく、ただ空と地があるだけ」と言うような風景に益々惹かれていくようになってきた。 だったらアフリカにでも行けと言われそうだけれど、暑いが苦手なので、アイルランドとかブルターニュの田舎なんかを車で延々あてもなくカタカタとドライブしていく、なんていう旅なら何度でもしてもいいと思う。 『食べ物』 イギリス人の間ではもっぱら「ジャガイモしかないじゃないか」と悪口を言われているアイルランド料理だけれど、材料そのまんまの良さを生かしたようなごくごくシンプルな料理がとても美味しかったのが印象に残っている。 そして何よりも私を引きつけてやまなかったのが『アイリッシュ・ブレックファスト』。 焼菓子が三度のごはんより好き!という私のような好みを持つ方には、アイルランドは天国みたいな所である。 小さなどってことない町にさえ、しっかりとしたベーカリー的な店があって、スコーンやらアイリッシュブレッドやら、素朴なケーキ(そしてどれもがでかい)が無造作に置いてあったりする。 ランチをする店を探すよりも、こう言うものをどっさり買い込んで、後はたっぷりの紅茶さえあれば何もいらないのになあ、と願ったのだけど、夫にあっさりと却下されてしまった。 お、それと忘れちゃいけない、アイリッシュ・パブ。 どうです、行きたくなりました? すでにアイルランドへの旅から3年が過ぎ、休暇の話題が出るたびに「アイルランドがいいよ~」と言うのだけど、イギリス人ってのは本当に頑固。 「横殴りの雨と風がいつも吹き付けているような所にわざわざ休暇に行くなんて」と取り合ってもらえない。 あー、アイルランドに行きたし、アイルランドは遠し....。 Top▲ |
by mini_robin
| 2009-03-22 23:33
| 飼い主日記
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