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群衆狂想曲
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どうしても外せない用事ができたので、金曜の午後からオックスフォードへお出かけしてきた。

イギリスの“田舎暮らし主婦”にとって、タームホリデー(学校休暇)中にイギリスで最も観光客を集める場所のひとつへ、それも金曜日に出かけて行くことがどれだけ理不尽なことかは火を見るより明らかだった。

バスが市内に近づくにつれて、そのカオス化した通りの様子が車内にまで伝わってくる。バカバカ、どうしてこんな日を選んでしまったのよ。




通りを埋め尽くす、ものすごぉ~~い人出。それも、観光シーズンのオックスフォードの『困ったチャン・2大チャンピオン』のひとつ、ヤングファミリーの皆さんの大集会状態なのだ。
(ちなみに、もうひとつの困ったチャン・チャンピオンはヨーロッパから観光バスに乗って大挙してやって来る小中学生のグループ)

「どーしてどーして?おせーて!!」
小松政夫氏が昔使っていたこのセリフ。拳を握りしめ、大声でこの言葉を叫びたくなる衝動を何度も抑えながら、必死で街の中を歩き回った。
どうしてあのヤングファミリーの人々と言うのは、自分達の行動しか頭にも目にも入らないのだろうか??

行ったことのある人なら分かると思うけど、イギリスの多くの古い町がそうであるようにオックスフォードも狭い通りや狭い歩道が圧倒的に多い。いわゆる歩行者天国と言うのもあるけれど、それはほんの数メートル。
歩道のスペースは、日本の大都市に慣れた人には「ちょっとこれはないんじゃないか?」と思うような狭さ。歩行者二人が並んでやっと通れるかなあ?超太ったアメリカ人観光客の後ろについたりすると、絶対追い越せないなあこれは..と言う風に、限られたスペースを互いに共有しなければならない設計なのだ。
あ~それなのに、それなのに。
あなた達は家族連れで横並びに手をつないで、のーんびりゆぅ~っくり特に目的もなく通りを歩いているのですね。その上、時には立ち止まり、親子同士できゃっきゃっとはしゃぎあったりしている。
その間、後ろにつっかえてしまった他の通行人は、身の危険を承知で車道を歩き続けるか、後ろから来る何台もの自転車だの配達の車だのバスだのに注意しつつ、ささっと追い越しをかけなくちゃならないのだ。
ちょっとぉー、少しは人の迷惑ってもんを考えろっつーの!033.gif

当日は夫が在宅仕事をしていたので、帰宅時間をあえて気にせず、主婦の特権でもってラララ~と優雅に午後の散策をしてもよかったのだ。でも、私の精神状態では2時間が限度だった。
『世界は私達のために』的なヤングファミリーにうんざりしただけでなく、丁度お昼時にぶつかったこともあって、あっちでもこっちでも歩きながらわさわさと食べ物を口に放り込んでいる観光客が大勢歩いているのだ。(注:オックスフォードの中心部には、テーブルについてまともな食事やお茶をする場所が圧倒的に不足している。のんびり座ってピクニックできる場所も不足している。故にこういう事態が発生するわけですね)

なんだか殺気立っているような“物食う人々”の群れ&臭気に圧倒されただけでなく、当然のごとく、限られた飲食店を埋めつくす人の多さ、そしてなんとピッザハットでさえも店の前にそれはそれはながーい行列ができているぅ!
過去にはパリとか東京とかの大都市の暮らしを一応経験している私ですが、正直言って絶句するしかなかった...。

そんな悪夢のような午後ではあったけれど、幸い大事な用事は無事果たすことができた。
そして、オックスフォードで唯一私が好きなスペース、某北欧雑貨店でまたまたお買い物をしてしまった、ふふふ。


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店に入ってすぐの場所にディスプレイしてあるのを見て、一目で気に入ってしまったのだ。
これ、トレイなんですけど、プラスチックだと思っていたらメーカーのサイトを見るとスェーデン産のバーチ材を使ったもので、一部は手作りなんだそうだ。
そうだと分かると、急にありがたみが湧いてくる単純な私。コットン100%の手提げ袋が一緒についてくるというアイデアがなぜか気にいって即決買い。
お金を払う時にその事を話すと、オーナーの二人の魅力的な女性は「そうよね。小さな布袋ってあると何かと便利だものね」と同意してくれた。
なんだかうれしいな。

お風呂に入ってさっぱりして、帰りにスーパーで買ってきた白ワインをすすって、ふーこれでなんとか人心地付いたわい。

やっぱり、田舎に籠ってよ、私。


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Top▲ | by mini_robin | 2009-02-22 01:15 | 飼い主日記
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