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愛の賛歌
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バレンタインに何か特別な事をするなんて、一体何年ぶりだろう?

日本ではバレンタインと言えば、愛のメッセージ(と言うか、日本の場合はそれはつまりチョコレートですが)は『女性→男性』という進行方向を取るのが一般的。
イギリスの場合は、基本的には“お目当ての相手に愛情を表す日”なのでどっちもありなのですが、やはりそこはイギリスは女性が圧倒的につよーい国。
特にすでに結婚なり同居なりをしてステディなカップルとなっている場合、ほぼ100%『男性→女性』へ何かを贈る、もしくは何かサービスをしてあげる日という解釈になっているようだ。




わが夫は、この手のイベントがらみのカードとかプレゼントとかにちっとも興味がないタイプ。食べること・お酒を飲む事が趣味みたいな人なので、こう言う機会に外食に出かけるのは構わないけれど、私と言えば混んだお店とかこの手の企画物特別メニューとかが大嫌い。
外食代が比較的割高な地域なので、「素人さんの料理にちょっと手を加えた程度の食事に、高いお金を払うのはバカバカしい」というケチくさい気持ちが先に立ってしまう。

そんな背景があって、バレンタインにも互いの誕生日にもだんだん何もしないという雰囲気が定着してしまっていたこの数年だったのだ。
それが、このオンライン写真サービスからの“バレンタイン・スペシャル・オファー!!”のプロモ・メールを見て、ふと面白半分でバレンタイン・カードを注文してみる気になったのだ。

このサービスは、UK国内の場合通常午後4時までにオンラインで注文すると、翌日プリントして届けてくれるという迅速さがウリ。
当初は「まさか、イギリスでそんな時間を正確に守ってくれるサービスなんてあるものか」とタカをくくっていたのだけど、驚いた事に今まで4回ほど使ってみて一度も裏切られたことがない。
そんなわけで、99p(約130円)と言う安さにつられて注文したカードがこれ。


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表の写真は、私達にとって“運命の出会い”の場となったパリの風景。
内部には、昨年初めてパールを連れて旅行した時の私とパールのツーショットに、“愛のメッセージ”を添えてみましたの。

で、これが意外にもうけたんですよ、夫に。
「バレンタインだしランチでにも誘おうかとは思ってたんだけど」と、何も用意していなかった事を弁解するかのように恐縮する夫。
彼は私の根深い『イギリスでの外食嫌い』を承知しているので、結局シャンパンを開けてちょっと質のいいスモークサーモンの前菜でも食べ、メインは夫が彼のレパートリーのひとつ“イカのピリ辛パスタ”を作る、ということで同意した。
でもまあ、片づけるのは私だし、丁度ラグビーのウェールズ対イングランド戦の中継が夕方にあったので、パスタの下準備もほとんど私がしたんですけどね、ブチブチ。015.gif

でも、こういう“ちょっといつもと違う夕飯”って本当に久しぶりだったので、つい浮かれてシャンパンを飲みほし、半分残っていたブルゴーニュの白ワインも空けてしまいました。
おかげで今日は、頭が霞の中に入ってしまったような二日酔いの一日。

10年も経つと日々の共同生活がただのルーティンの繰り返しに感じてくるもの。
こう言うイベントって、やっぱり時には必要なんですよね。
たとえ飲み過ぎたとしても...。
Top▲ | by mini_robin | 2009-02-15 23:53 | 飼い主日記
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