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郷土食にチャレンジ!
主婦よ頑張れ!!とカラ元気を出したら、翌日しっかりそのツケを払いました。

昨日はとにかく超調子の悪い一日となり、機嫌も悪い&体調も悪いのダメダメ状態。
仕事でロンドンに出ていた夫から夕方、「あ、まだロンドンに居るんだけど。何時に帰れるか分かんないなあ」と電話。
あーそうですか。
では私は調子悪いのでちょこっと休養させていただきますよ。
夕食の支度もせず、ふらふらと布団にもぐりこんで寝入ってしまった。

夫が戻ってきたのはいつも通りの7時。あれれ?
なんでもSky(イギリスの有料デジタルチャンネル局。スポーツ中継に関してはほぼ独占的パワーを持つ)のオフィスに行って来たとかで、やたら浮かれている。なんてミーハーな人なんだろう。
でも、その上機嫌のせいなのか「調子悪いの?テイクアウェイを取ればいいよ。何もしないで休んでなよ」などと、珍しくやさしい言葉をかけ、率先して村唯一のお持ち帰り外食屋であるインディアン・レストランにささっと電話注文し、取りに行ってくれる。





休養したのが良かったのか(?)、今日はちょこっと回復。
そしてまたまたの接待で夫は帰宅が遅くなると言うので、時間にも余裕があるんだし何か作ってみようと思い立つ。それもまだ試したことのないレシピを。
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信州名物『おやき』を作ってみました。

以前のごまパン作りの時、「これって中に具が入っていたら、おやきに似てないか?」とふと思った。でも何を隠そう“本家おやき”を一度も味わったことがない私。
一体それがどういう代物なのか、あちこちレシピを検索しつつ夢想するばかり。
なんだか私好みの食べ物だなあと思えるのだけど、レシピによって使う粉の配合が違ったり作り方にちょっとづつ違いがあったりして、どれを信じていいのやら...。
それで今まで躊躇していたわけです。

で、この間珍しく日本の雑誌を注文したら、なんと偶然にもおやきレシピがちゃんと載っているではないの。それも『ローカル・フードレシピ』という特集記事で。
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これなら間違いなし!と早速実験開始。

オリジナルレシピはこうです。
地粉(中力粉) 500g
卵一個にぬるま湯を加えたもの 350ml

念のためにこの半分の量で、中力粉の代わりに強力粉と薄力粉を半々に、更に薄力粉の半分は言うまでもなくマイブームのそば粉を使って作ってみる。

作り方はいたって簡単。
粉類とぬるま湯+卵を混ぜて、耳たぶの固さくらいにしっかり捏ねる。それを一時間寝かせてから、丸めて具を詰めて少量の油で両面をカリカリっと焼く。次にこれを180度のオーブンに入れて12分ほど焼く。


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さて、おやきと言えば具は野沢菜がお決まり。
甘い味の具としては、今回のレシピではかぼちゃ餡が使われていた。
私バージョンといたしましては、甘口系がミックスビーンズの缶詰の残り物に豆の2割の砂糖を加えてちょっと煮詰めたものをつぶした“豆餡”↑。
辛口系には、大胆にも前夜のカレー屋テイクアウェイの「Sag Chana」の残りを使いました。これはホーレンソウとひよこ豆のスパイス煮みたいなもの↓。


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生地を捏ね寝かし→整形して具を詰め→焼き目をつけ→更にオーブンに入れて焼く、という数々の段階を踏んでいるので、たしかに時間がかかるレシピだ。それだけに、期待感も大きかったのだけど....。
「いただきまーす!」
一口食べた私を待っていたのは、予想外な口の中の“もそもそ感”。
あのごまパンは作っている段階ではかなり怪しかったのに、食べてみるとふんわり・ホコホコだっただけに、これはかなり衝撃的でした。
なんと言うか「こ、こんなはずでは.....」的な気持ち。

いや、決して『おやき批判』をするつもりはないのです。
つまりこれは、『これとこれの組み合わせ≒こんな感じの食べ物になるはず』という私の読みが間違っていただけ。
改めてごまパンレシピと、このおやきの生地のレシピを見比べて分かったのだけど、粉と水だけの場合と、そこに油脂(ごまパンの場合はサラダオイル)とベーキングパウダーを加えただけで、これだけ焼き上がりの食感に違いが出るものなんだなあと言う事実。
「粉ものって奥が深いんだなあ」
こういう試行錯誤をしてこそ体験できる感慨。良い勉強になりました、とご報告致します。

念のために付け加えると、具に関して言えば“おやきとカレー味の出会い”はなかなかオツなものでした。正直言って豆餡甘よりずっと美味しかった。
そして、このおやきは腹もちがとても良いのです。
普通、トーストなんかでお昼にすると3時頃には小腹が空いて何かおやつが欲しくなるのだけど、すでに4~5時間経過後もお腹が満たされている。

やはり、郷土食ってその土地の人々の生活の理にかなうような物が好まれ、何年にも渡って伝わって行くってことなのでしょう。
囲炉裏の灰の中で気長に焼かれたおやきをふーふー言いながら食べる人々の暮らし。
きっと、こんなおやつを食べて腹ごなしをしてから、「さて、これからまた一仕事」と木を切りに山へ入ったり、畑に戻ったりという生活をしていたのかもしれないなあ。
などと、空想の羽を広げつつ、“粉っぽい団子のようなお饅頭”的味わいのおやきを噛みしめる冬の午後なのでした。

我が家には“粉もの”なら何でも来い、という存在がいる。


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最後のひときれを差し上げよう...。



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パクリ!!



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どこかにまだ残り物があるはず....。



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じー。



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満足感に満ちている後ろ姿



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Top▲ | by mini_robin | 2009-02-12 07:25 | キッチン
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