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人間なんてララ~ララ~
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路上で知った顔と出会いちょこっと会話を交わした後、別れ際に「See you」と言う代わりに「Have a lovely Christmas!」と言い合うようになった今日この頃。
毎年この言葉を聞く時期になると、なぜか小学校の頃に『下校時刻になりました。用事のない生徒は家に帰りましょう』という校内放送のアナウンスを耳にした時に感じた、何とも言えない物寂しいぃ~気持ちが蘇ってくるのだ。

“外国人&非クリスチャン&義理の家族と上手くソリが合わない”という3条件が揃った私には、クリス・レアの唄みたいに『♬ Driving home for Christmas ♬』と言う風にウキウキと向かう家もなし。かと言って、誰かを迎えるべくディナーやらの準備で大忙しになる必要もなし。
いつもより余計に「よそ者なんだなぁ」感を強めつつ、ただこのドンチャン騒ぎシーズンができるだけ早く過ぎてくれるのを待つばかりの日々を送るのみ。




今日の午後、たぶん今年最後の“社交の場”クリスマス・ウォーク・ピクニックにちょいと顔を出してきた。
これは何かと集まって飲み食いするのが好きな我がウォーキング・クラブが、毎年クリスマス休暇前(クリスマスから年末にかけての数週間は、唯一週一回のウォーキングが無くなるので)の最後のウォーキングの日に、ルートの途中にある某教会(築1000年)の中庭でするピクニックのこと。各自が事前に打ち合わせてして持ち寄った食べ物にスパークリングワインなど開けて、ちょっとした年の瀬打ち上げパーティーをするわけなのだ。
シンプルにサンドイッチと水筒のコーヒーだけ(中には、ミネラルウォーターしか取らない人もいる)のお昼の代わりに、バラエティに富んだ持ち寄りメニューが草っぱらに無造作に並ぶ。
ちなみに今回は、スモークサーモンのサンドイッチ、寿司(海苔巻き&カリフォルニア巻き)、ミンスパイ、トリュフ・チョコレート、ソーセージ・ロール(パイシートでソーセージを巻いたもの。イギリス人にとってはクリスマスには欠かせない存在となっている。私は嫌いだけど)、そしてイギリス人と言えば忘れちゃならないクリスプ(ポテトチップス)と言う品ぞろえ。
そこに、スパークリングワインが3本(これで9人分。この後1時間は歩くんでしょうが...)と、季節柄 Mulled wine(スパイスで風味付けした暖かい甘口赤ワイン。ヨーロッパではこの時期各地で似たような赤ワインが飲まれる風習があるようだけど、ことイギリスのは甘味が強烈。べっとりと口に残る甘さで私の苦手なものの一つ)が用意されていた。

当初、膝の故障を理由に欠席するつもりでいたのだけど、もう一人最近膝の靭帯を痛めたメンバーがいて、彼女が「私が車を運転してくから、ピクニックの時だけ一緒に参加しない?」とメイルをくれた。面倒くさいなあと躊躇したけど、わざわざ誘ってくれたのを断るのも強情で大人げないしと思い、1時間ほど顔を出すことにしたのだ。

幸い、今日は冬のつかの間の太陽が顔を出した久しぶりの好天。
冬のウォーキングとはこれだ!と言いたくなるようなベストコンディションの日。ついでに久しぶりにウォーキング・クラブのほとんどのメンバーが顔を揃えていたこともあって、あちこちに広げたタッパーウェアをリュックにしまい込み、「良いクリスマスをね!」と手を振りながら林に向って歩き始めた彼女達の後ろ姿を見送っていたら、意外にも「あ~、私も一緒に歩いて行きたいなあ~」とため息がでそうになった。
一時は参加することにあれほどうんざりしていたと言うのに....。

かつては毎週欠かさず参加していたウォーキング(または、ランブリングという言葉も日本で浸透しつつあるみたいですが)。この1~2年ほど、パールが加わったこともあり私の中に変化が起きた。
会話のネタが見つからず気まずい思いをするのがだんだん苦痛になってきたり、せっかく出かけて行った日に限ってあまり気の合わない人ばかり集まった日にかちあってしまったりと、心底「あ~!楽しかったぁ~」と思える機会がだんだん減っていった。そしていくつかの「ちょっとぉ~!!」と感じる出来事が重なったりして、膝の故障が起きたのも手伝って「これでしばらく大手を振って休めるわい」とせーせーした気持で過ごしていたのだ。

それが、今日の午後ふと「あ~、なんかこういう感覚。恋しくなったな」と正直に感じた。
それはつまり、“sense of camaraderie(仲間意識)”とでも言ったらいいだろうか。私にとっては、あのメンバーで黙々と自然の中を数時間歩いている時にのみ体験できる、なんとも説明しがたい感覚なのだ。
日本で暮している頃から、団体でやるスポーツは好まなかった。何をするにも団体行動というのが何よりも嫌い。食事に行くのも、映画やコンサートへ行くのも、そして海外へ旅に出るのも徹底して“おひとり様”を選んできた私。なのに、どういうわけか何のかんの文句を言いつつ、あのウォーキングクラブの中でこのcamaraderieの気分を見出していた。そして、今日のように久しぶりに懐かしくさえ感じているのだった。

人間関係から学んだり発見したりするものって、『人間関係の悩みにはこーしなさい。あーしなさい』的マニュアル本が分析・説明するようなレベルなどでは、とうてい網羅できないほど、深く未知なことが残されているのだろうな。
そして、40を過ぎた今でさえ、私にとって最も不可解で扱いの難しい分野なのだった。


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新しい首輪、買ってもらった~!


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リードも同じワインカラーで、カラーコーディネートしてみましたの。ホホホ。

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Top▲ | by mini_robin | 2008-12-18 23:12 | 飼い主日記
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